みなさま,寒中お見舞い申し上げます。(リレーメッセージ)

みなさま,寒中お見舞い申し上げます。
年の初めのリレーメッセージなのですが,よどみに浮かぶうたかたのごとく,浮かんでは沈む様々な思いをまとめきれず苦しんでおります。
関東は暖かく晴れて風もない穏やかな正月3が日でございました。あまりの暖かさに,元日から思いっきり洗濯をして布団も干してしまいました。
しかし,イスタンブールでは銃の乱射がおき,シリアのアレッポでは避難ができない市民が絶望を抱えて生きており,南スーダンに新たに赴いた自衛隊員の家族は不安ななかでのお正月を迎えているのだと思うと,思考がまとまらずぐちゃぐちゃになってしまうのです。
こんがらがった糸はぶった切ってしまえば手っ取り早いのですが,その先はもうどこにも繋がらなくなります。ひとつひとつ丁寧にほぐしていけばいつか必ず全てが繋がったまま解ける。大変抽象的な内容になってしまいましたが,次の機会には,どのこんがらがった糸が気になっているのか,お示しできればと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

(事務局 松田)
5DHzecBYlv1avvxFI0TvX5hsymmeHUWUシリア アレッポの様子

Imagine(リレーメッセージ)

面白ければ何をやってもいいのでしょうか。
憲法では表現の自由が保障されていますが、他者の人権とのぶつかり合いの場面では制限されます。これは、相手のこと、周りのことも想像しなければいけない、ということだと思います。
「そういうつもりはなかった。そういうふうに捉えられてしまうんだ。」というのは、いじめられる側の気持ちなど想像したこともないいじめっ子の論理です。
周りのこともまったく想像しないまま、ただ面白いということだけで、ただ笑わせるためということだけで、他人のことをちゃかしたり、批判したり、悪口言ったりすることは絶対に許せません。その場にいるだけで気分が悪くなります。
このように感じるのは私だけでしょうか。「ひとりぼっちじゃない」と信じることにします。

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(弁護士 古城英俊)

民意が試されている

環太平洋連携協定(TPP)は、12月9日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決し、承認された。もちろん賛成票を投じた与党など国会議員の方々は、英語で書かれた6000頁に及ぶTPP協定書を読破し、理解した上での行動であろう。

ところが米国の次期大統領トランプ氏が、就任直後にTPP脱退を表明すると明言しており、発効の可能性は消滅したともいえる。

安倍首相はトランプ氏に、米国がTPP脱退することを撤回するよう説得するつもりのようだ。その自信があるのなら、それ以前に、普天間基地の海兵隊は沖縄から撤退し、グアムへ移転しろと言うべきではないか。普天間に限らない。沖縄に米軍基地は要らない。日本は米国の属国ではない。

トランプ氏はTPPで国内の産業が不利益をこうむるとして、代わりに二国間交渉に軸足を移す考えを示している。NAFTAを解消し、日本とはFTA締結を考えているという。2国間交渉になれば、多国間交渉よりさらに難しい条件を突きつけられ、日本に対し、さらなる譲歩をさせ、農業に限らず、国民皆保険、国民皆年金制度の崩壊すら招きかねない。

たいした議論もなくTPPを国会で可決させたつけが、どれほど大きくなって回ってくるのか。沖縄県民はもとより、多くの国民の苦しみ、生活の現状を理解せず、安心して暮らせる未来も守れない。そんな程度の国会議員に1票を投じたのは、私たち有権者である。

この状況に甘んじ、怒りの声も挙げようとはしない。怒りすら感じないのかもしれない。

民意が試されている。

お知らせ 2件

2016年11月26日(土)
「すべてのくらしは25条から 11.26埼玉集会」
開会 14:00  終了予定 16:40
場所:埼玉県県民健康センター 大ホール
どなたでもご参加いただけます。

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2016年12月13日(火)
憲法と人権を考える市民のつどい
報道についての圧力「表現の自由の危機を考える」
開会18:30
場所:さいたま市文化センター 大ホール
どなたでもご参加いただけます

「表現の自由の危機を考える」埼玉弁護士会2016.12.132016-12-13%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e4%bc%9a%e5%b8%82%e6%b0%91%e3%81%ae%e3%81%a4%e3%81%a9%e3%81%84%e8%a1%a8

TPP

TPPが衆議院で強行採決されようとしている。TPP反対を唱えて当選した自民党議員(大臣まで)が多数賛成していて、民主主義の危機でもある。

TPPは「貿易自由化」のために自由化の妨げになる各国の規制を許さないことがその主たる内容である。

各国の規制は、自国の国民の健康、命を守るための、危険な成分を規制するものだったり、自国の弱い産業、これに従事する国民の暮らしを守るための規制だったりする。

TPPの問題は、アメリカ、オーストラリア対日本の戦いではなく、これらの規制を取り払いたい国際規模の大企業 対 命や健康、暮らしを守る規制は国単位でしっかり作ってほしい、一般市民の戦いなのだ。

そのことが全く伝えられていないことに、さらに民主主義の危機を感じるのだ。
(弁護士  髙木太郎)

国民は鈍感ではない(リレーメッセージ)

新潟県知事選挙で、原発再稼働に反対する知事が誕生した。
政党の支持は、共産、社民、生活(プラス民主)vs自民、公明。
世界では、地球温暖化防止のため、化石エネルギーではなく再生可能エネルギー(風力や太陽光)に切り替えることを明確な方向性にしたパリ協定が発効間近。
これは、アメリカと中国のCO2排出2大国が締結に踏み切ることによるもの。
中国は風力発電大国になり、アメリカ(=世界)の有力企業も、公正な企業活動を要求する投資家に押されて、CO2削減に向かった。
こうなると、CO2をばら撒きながらもうけに走るブラック企業は規制してくれないと困る、という流れになるようだ。
日本の企業や政府は、この流れに鈍感らしい。
しかし、国民(少なくとも新潟県民)は鈍感ではない、ということを知事選の結果が証明した。

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(弁護士 高木太郎)

憲法19条(リレーメッセージ)

憲法19条は、「思想及び良心の自由」を「侵してはならない」としています。
これは、どのような思想を持とうとも、公権力による侵害や社会的な不利益などを受けない、とする憲法が保障する基本的人権の一つです。
わざわざ、このような自由を憲法で保障するまでもなく、当然の権利であると考えてしまいますが、大日本国憲法では、この規定は存在しませんでした。
大日本国憲法では、天皇が神的な存在であり、侵すべからずとなっており、また戦争などを見れば分かるように、国民の思想にまで国家が介入していました。

当たり前と思える自由を憲法が保障してくれている事に気づくだけでも、毎日の平和を実感し、有り難く感じられます。

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(事務局 山本)

自由の基礎法(リレーメッセージ)

最初に憲法の勉強をしたとき、日本国憲法の特質として、自由の基礎法であること、制限規範性があること、最高法規性があるということ、の3つが大事であると学びました。
このうち、自由の基礎法というのは、憲法には国家の組織運営等を定めた組織規範や、国家権力に一定の権限をさずける授権規範もあるけれど、人権規範が中核ですよということを示しています。
すなわち、憲法は人権規範が目的であり、組織規範や授権規範などの統治機構は人権規範を全うするための手段に過ぎないということです。
この考え方がベースにあったからこそ、私たちが無頓着でも無関心でも、統治機構の暴走には一定の歯止めがかかり、人権が守られていました。

しかし、もうそんな呑気なことではいられません。今の自民党改憲草案は、統治が目的で、人権が手段として規定されています。

(国民の責務)第十二条
「…自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」

公益や秩序が最優先で、権力者の公益や秩序についての考え方次第で、いくらでも国民の人権が制限できてしまうという世界。
これが私たちの最高法規となったら、どんな恐ろしい世の中になってしまうか、想像してみてください。

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(弁護士 南木 ゆう)

「あたらしい憲法草案のはなし」

ここに「新しい憲法草案のはなし」という本があります。
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よけいなことは申しませんが(言ってるかな)、自民党改憲草案は「改憲」ではなく、日本国憲法とは正反対のまったく別もので、これは国の形を変えることになると感じます。
「時代に合わせた改憲も必要じゃないか」と世論調査などでは必ず街頭でお答えになっている方をお見受けいたしますが、その方が何をどのように変えることが必要とお考えなのかは、取材する側は聞いてくれません。おっしゃったのにカットしてるのかもしれませんが。
以前、憲法学習会で講師の先生が「憲法がじゃまになったことってありますか?」とおっしゃたことを覚えています。ない・・・と思う、私は。
みなさんはいかがですか?

関心をお持ちになった方はこちらへどうぞ。 → http://www.tarojiro.co.jp/constitution_draft/
こちらの出版社の回し者ではありません。勝手に広める会(会員1名)です。
(事務局 松田)

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すべてのくらしは25条から 11.26埼玉集会(リレーメッセージ)

生活保護基準、年金の引下げ、介護保険の後退など、社会保障がますます削減され、その影響は弱者だけでなく多くの国民に及び、私たちの生活は厳しさを増しています。
国民のくらしを守るため、生存権を保障する憲法25条について一緒に考えましょう。
11月26日、「すべてのくらしは25条から 11.26埼玉集会」が開催されます。是非ご参加ください。

「すべてのくらしは25条から 11.26埼玉集会」
日時:11月26日(土曜)14時~16時40分
場所:埼玉県県民健康センター 大ホール
(〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町3丁目5−1)

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(弁護士 古城英俊)