憲法Caffè

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埼玉総合法律事務所
12月

未来の社会保障は・・・

老人保健施設の見学をした。
県内でも大きな施設らしく1階では70名ものデイサービスの利用者の方が楽しそうに過ごしておられ、訪問介護との連携も取っているらしい。2階、3階は入所サービスを受ける方が生活をしておられた。職員の方も生き生きしていた。
自分の老後を考えると、信頼できる施設がどんなに大事かと思う。
二十年後、適切な社会保障が受けられる、平和な社会であるだろうか?

(弁護士高木太郎)

「生活保護」

先日,全国一斉生活保護ホットラインを行いました。
奇しくも,生活保護の支給額がさらに引き下げられる方向であるという報道がなされたときであり,そのことが不安で,どう対応したらいいか,という相談もありました。

生活保護は憲法25条で守られている「健康で文化的な最低限度の生活」を守るために支給されるものです。

しかし,現在の支給額では,「健康で」「文化的」な生活を送ることは困難な状態にあります。

受給額が少ないことから安価な食事をするようになる人も多いですが,安価な食事には炭水化物の量が多い物が多く,そればかり食べると栄養が偏る上,太ってしまいます。
果たしてこれが健康的な生活と言えるでしょうか。

お金を節約する為に友人と遊ぶことができなくなり,趣味を楽しむことも出来なくなってしまいます。
果たしてこれが文化的な生活と言えるでしょうか。

生活保護を受給している人の中には,「皆さんは頑張って働いているのに,自分は生活保護をもらって生活していて申し訳ない」と言っている人もいます。
生活保護を受給するための条件として「働く能力がないこと」や「働きたくても働ける場所がないこと」ことが必要です。
すなわち,生活保護を受ける人は「働きたくなくても働けない人」なのです。

それなのに,「皆さんに申し訳ない」と思い,自分を責めながら生活していくのはとても辛いことだと思います。
このように思ってしまう背景には生活保護バッシングなど社会的な要因があるも大きいと思います。

生活保護を受給している人が,自分を責めたり,周りの人の目を気にしたりせず,生活できるような日がくればと思っています。

(弁護士 鈴木満)

めからウロコの憲法ミニミニ知識①・・・?

学習会や講演会にいくと,「え~,そういう見方ってあり?」と,専門家の先生の知識と思考の深さに,ビックリする事しきり・・・。
もはや別の星の人としか思えません。ちょっとした見方の違いなのかも知れませんが,違う視点ってすごく大事だなと思います。
ただ,その「違う視点」を養うのが至難の業なのではないかと思います。

憲法には,「義務教育は無償とする」(憲法26条)とありますが,高等教育についての記載はありません。
高等教育は無償ではいけないなんてかいてありません。だから,無償にして良いんです。
わざわざ改憲して加えようなどとしなくても。本気で無償にすべきと思っているならば。
なるほど~。

でも,日本の現実は義務教育で無償なのは授業料と教科書代だけです。
体操着や制服や上履きや通学カバンETC・・・。
学用品は自費です。これが非常に負担が大きいのです。
みーんな指定業者から定価で同じものを揃えなきゃならないなんて。

変ですよね。

                                    (事務局 松田)