1013原発ゼロ★統一行動に参加して
私にしては珍しく12時に日比谷公会堂前に到着し、13時からの集会の席を確保すべく、整理券配布の列へ並んだ。番号は1456番、収容人数は2000名とのことで、まだ余裕はあった。でも、人の列は途切れることはなく、会場は満員になった。
福島県鮫川村に、ひそかに建設が進められている放射能汚染物質の焼却炉、建設予定20基のうち、すでに4基が稼働している。 環境省は、焼却すれば、放射線物質の99・9%は除去されるというが、結局は濃縮され、日本中にばらまかれるだけ。 しかも8月から本格稼働し、9日目で爆発事故を起こしている。 大手マスメディアでは報道されない。私たちの多くは、これらの事実を情報として与えられていない現状がある。 すでに私たちの耳目をふさぎ、国に都合のいい情報ばかりが、大手の新聞やテレビ局から発せられている。情報操作としか考えられない。 「原発の近くで、汚染者の負担で処理を行うべき」との訴えは、まさしくそのとおりである。
圧巻は医師、肥田舜太郞先生のお話 68年前の広島、長﨑における原爆投下を受けて、アメリカは日本国民へ「(放射能の)つぶを体内に取り入れた者は、その量が少ないので、人体への影響はほとんどない」 そして政府へ「原爆の被害は軍事機密である。家族にも口外してはならない。口外するようなことがあれば、厳罰に処する」 日本人は実験台なのであり、放射能が人体に与える影響は、記録され、研究の材料とされたのであり、治療の対象ではなかった。
これからも放射線は出続けている。 「子、孫、玄孫に原発の後始末を押しつけて死ねない。生きている間に、全ての原発の火を止めて死ぬ。これが責任」 自らも被爆者である95歳の医師が、壇上から最後に訴えた言葉である。
私も、訴えを現実のものとするため、微力を尽くそう。
一緒に行動しよう。