「日本国憲法第9条にノーベル平和賞を」(リレーメッセージ)

ノーベル平和賞私も、「日本国憲法第9条にノーベル平和賞を」の趣旨に賛同し、署名したひとりである。
ニュースでも話題として取り上げられたものの、受賞しなかった。
ところで先日、とあるマスメディアを通じて、「仮に受賞していたら、プラスの影響もマイナスの影響も全く及ぼさない」可能性が強いとの発言を聞いた。

推進派と左翼的な考えを持つ人たちは有頂天になるだろ。
だが、それ以外の一般国民は、受賞について感心するも、あっという間に冷め、むしろ関心は景気の動向、消費税率10%など、自分たちの生活に移ってしまう。やがて忘れられてしまう。
また政権に対する打撃にもならない。相も変わらず、政局争い、政治とカネの問題にしか、関心を示さないのではないか。
しかも、日本の将来をめぐる危機感が国民の間に共有されていなければ、ノーベル平和賞を受賞しても、空振り      
とまで言っている。

果たしてそうだろうか。
私たちは、日本の将来をめぐる危機感を持っていないのか。
推進派や一部のマスコミだけが、その喜びを享受するだけのことなのか。単なる理想論か。
見くびられたものである。
戦力を保持しない、交戦権を認めない、徹底した平和主義の憲法9条を、私たち一般国民
に認識させる契機にならないか。そして、そのことに終わりはないのである。

(事務局 長沢)

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