「8月」(リレーメッセージ)

    長崎 平和の像 201108202214039f8
    69年前の8月9日,アメリカによって長崎に原爆が投下されました。今年,その日に長崎市主催で開かれた平和式典。
     田上富久市長は,「長崎平和宣言」の中で,「長崎は「ノーモア・ナガサキ」とともに「ノーモア・ウオー」と叫び続けてきました,日本国憲法に込められた「戦争をしない」という誓いは,被爆国日本の原点であるとともに、被爆地長崎の原点でもあります。」と述べました。
     被爆者代表の城臺美彌子さんは,「平和の誓い」の中で,「今進められている集団的自衛権行使容認は,日本国憲法を踏みにじった暴挙です。日本が「戦争ができる国」になり,武力で平和を守ろうというのですか。武器製造,武器輸出は戦争への道です。いったん戦争が始まると,戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか。日本の未来を担う若者や子どもたちを脅かさないでください。平和の保証をしてください。被爆者の苦しみを忘れ,なかったことにしないでください。」と述べました。上記は「赤旗」によりました。
     東京新聞によると,城臺さんの「暴挙」のくだりについて,事前の原稿は,「武力で国民の平和を守ると言っていませんか」となっていたが,「憲法をないがしろにする政治家たちを見て,怒りがこみ上げ」て,上記のように差し替えたという。なお,東京新聞では,「踏みにじった」が「踏みにじる」と,「戦争が出来る国」が「戦争できるよう」とあります。
     詳細は,それぞれの新聞報道を読んでくだされば,幸いです。
     お二人とも,もっともっと言いたいことはあったのであろうと。
     そして,8月15日は,終戦記念日。
     平和の大切さ,命の尊さを,安倍総理を初めとする今の政権政党の政治家たちに真剣に考えてほしいものです。

    147_事務所旅行2005
    2005年 事務所旅行にて

    (弁護士 伊藤明生)

この記事を書いた人

目次