「標的の島 風(かじ)かたか」をみて

先日、「標的の島 風(かじ)かたか」を観ました。

辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設、宮古島、石垣島の自衛隊配備とミサイル基地建設などに反対する住民たちの抵抗を描いたドキュメンタリー映画です。

タイトルの「風かたか」は、「風よけ・防波堤」を意味し、昨年の米軍属女性暴行殺人事件被害者追悼集会での稲嶺市長による「我々は、また命を救う『風かたか』になれなかった。」の発言からとられています。

沖縄は、アメリカの「エアシーバトル構想」により、海と人、土地と基地を提供し、中国を封じ込めるために戦わされる「風かたか」にされようとしている現実があります。その基地建設のために沖縄の自然が次々と破壊され、抵抗する住民を、全国各地から送り込まれた機動隊の若者が機械的に排除していく様子や、地元の母親たちの声も聞かず、国からの要求を承認してしまう地方議会などは、あまりに酷い現実でした。

自分たちが住んでいる場所が壊され、基地ができ、いつか他国のために戦場になるかもしれない、なんて考えただけで恐ろしいです。同じ日本である沖縄で起きている事なのに、あまりにも知らない、知らされない事が多すぎました。

先日、沖縄で米軍ヘリが墜落した事件もありました。沖縄の現実を1人でも多くの人が知り、沖縄の人と一緒に考えていく必要があると感じました。

(事務局 Y)

(事務局 Y)

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