沖縄平和学習③

1月20日 斉場御嶽 識名園

知る人ぞ知る「浜辺の茶屋」でお茶を飲んで、バスに乗って斉場御嶽(せーふぁうたき)を目指します。
バス停でバスを待っていたら、近くお住まいの若いお母さんが「どこまでですか?送っていきますよ。」と送っていって下さいました。何かお礼をと思い、さっきの浜辺の茶屋で買ったお茶を渡そうとすると「ここは、行きたいところがあったら、手を挙げて車を止めて、乗せていってもらうようなところなんですから」と遠慮されました。
斉場御嶽は、琉球の信仰における祭祀などを行なう場所で、例えて言うと、お寺や神社みたいなところです。世が世なら、最高神職しか入ることが許されない場所です。そのような厳かな斉場御嶽内にも、砲弾で出来た「砲弾池」と呼ばれる、水深2メートル、直径約13メートルの穴がありました。聖域にまで攻撃するなんて、戦争以上に卑劣なことは本当にないです。
バスに乗って、識名園へ。識名園は、琉球王朝時代、中国からの使者をもてなすために使われていました。ここも沖縄戦で破壊されたので、復元です。池にめだかがいっぱいいました。
識名園の売店で沖縄戦の写真集を買いましたが、むごたらしい写真ばかり載っていて、読み進めることができません。

あっという間の3日間。沖縄の自然の美しさと出会った全ての方々の優しさに感謝しつつ、戦争許すまじの気持ちをさらに強くもちました。
家に帰ったら、新聞に映画「ひまわり」の上映案内が入っていました。運命を感じました。見にいくっきゃない!
沖縄で私が決めたこと。「この世の中から一切の戦争をなくして、世界平和を実現させる。」
第一歩として、私の心にしょっちゅう生じている紛争の火種を平和的に静めることから努力したいと思います。

写真は「知念岬から見た海」です。

(事務局:森上)

この記事を書いた人

目次