全国一斉生活保護ホットライン(リレーメッセージ)

12月10日10時から22時まで、全国一斉生活保護ホットラインを実施しました。埼玉のホットラインには110件を越える相談の電話がかかってきました。
相談者の中には、体調が悪く自炊できないため食費がかさみ、食費、光熱費、通信費で生活保護費がなくなってしまい、友人との交際や娯楽ができなくて辛いという方もいらっしゃいました。2013年8月から生活扶助費が3度引き下げられたことも影響しているようです。
また、仕事の収入と最低生活費との差額分を受給していた方が、腰椎のヘルニアになって仕事を辞め、収入がなくなったにもかかわらず、収入があることを前提に翌月の生活保護費が減額されていたという相談もありました。受給者の生活を想像できない役所の対応だと思います。
生活保護の申請についての相談もありました。
生活保護は、国民の最低限度の生活を保障する制度ですが、最低限度の生活とは言えない苦しい生活を強いられている受給者や収入が少ないもののまだ生活保護を受給していない方がとても多いようです。
これからも、最低限度の生活を守るために取り組んでいきたいと思います。
151211憲法カフェ写真(古城)

(弁護士 古城 英俊)

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