9月4日「戦争法案に反対するオール埼玉総行動」に参加してー勇気はあるかー(リレーメッセージ)

埼玉弁護士会が後援して、9月4日(金)に大宮駅西口において行われた戦争法案に反対するオール埼玉総行動に参加した。
各々の訴えをプラカードや横断幕に表し、多くの参加者で埋め尽くされ、足の踏み場もなかった。1万5000人が集まった。
その中で、ゲストスピーチであった東京大学大学院教授小森陽一先生が、東大生から、「先生、(戦争法案反対の)集会をやりましょう」と声をかけられた。この動きは東大に限らず、いまや全国の大学へ拡散した。若者から、戦争法案成立阻止の声が上がっていることを話された。
やっと若者の正しい姿、自分たちの問題として捉え、自分の頭で考え、行動する。目覚めたというべきだろうか。
また、各地域から、安保法案に賛成した議員を、次の選挙では絶対に当選させない。必ず落選させる。
この法案成立阻止のため、やれることは全部やる、とも訴えた。
同感だ。
自分も反対だけれど、それを声高に叫んで、デモに参加するなんてできない。自分がやらなくたって、だれかがデモや集会に参加して、「戦争法案絶対反対!」と言ってくれる。
私は、それはしない。自分のことでもあるから、大事なことだから、法案が通ってしまったら、もう戻せないと思うから、他人任せにはしない。
時間がない。やれることをやろう。

帰りの電車の中、ドア付近に立っていた男性に目がとまった。
後頭部に緑色の紙を巻きつけ、そこには赤で「9条守れ」と大きく書いてあった。その上に野球帽をかぶっていた。
手には「戦争法案絶対反対」のうちわ
否が応でも目立つ。
これもひとつの主張のカタチ、と思いつつも、私には、その勇気はない。

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訴える小森陽一先生

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「戦争法案は廃案に」と声をあげる市民の様子

(事務局 長沢)

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