以前話を聞く機会のあったシェフから・・・
ある母親からの問い
「子供に給食の方が母が作る食事よりも美味しいと言われた。料理のコツを教えて」
給食がなぜ美味しいか?みんなで食べるからなんです。
共働き・核家族というように生活形態も変わり、サザエさんのような大家族は今はめずらしいでしょう。
忙しいのはわかりますが、夕食を1時間かけて数品作るなら1品はスーパーのお惣菜をお皿に移し替えて、30分時間を作って一緒に食卓を囲む時間に充ててください。
子供一人で食事をするのではなく一緒の時間を共有するのが大切なんです。
渡されたお金でワンコイン弁当を買って一人で食べてもおいしくないでしょう?
食事が美味しいと思えるのは食事をする環境です。会話も進む、笑顔の時間ならなお楽しい・美味しいと思えるでしょう。
耳が痛くなる話でした。
共働き・核家族が増えているなか、「食にかける時間がない」というのが実情。
食べてさえくれれば・・・いろいろと忙しいから・・・という思いが心の底にあったのもしれません。
ちょっとした時間を持つ。「今日どうだった?」「学校は楽しい?」など、一日の出来事を聞いてあげること。子どもが話せる環境があること。
もっとゆとりある生活をするため・自分の理想とする暮らしをするために「食にかける時間」を減らし「働く時間」を増やす
「ちょっとした大切な時間」が「お金」と引き換えになっている現実
一人で食事はさせないよう心がけ食卓を囲みたい。
食育には家族と時間の共有が大切、そしてそのちょっとした時間と環境をできるだけ毎日つくる。
つくれるような働き方考えたい。
(事務局 T)