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明日へ  -戦争は罪悪である-

明日へ  -戦争は罪悪である-

先日、映画「明日へ -戦争は罪悪である-」を観てきました。

この映画は戦時中、戦争反対をとなえた真宗大谷派の僧侶、竹中彰元(たけなか しょうげん)さんをモデルにした作品です。

ある出来事をきっかけに、「戦争は罪悪である。」と竹中さんは周囲に訴え続けます。戦争熱が高まっている中、反戦をとなえる竹中さんを周囲の人々は白い目で見るようになり、檀家は離れ、お寺には誹謗中傷の紙が貼られ、石が投げ込まれます。
特高警察には逮捕され、宗門からは布教使資格を剥奪され、僧侶身分を最下位にされます。
それでも、竹中さんは「戦争は罪悪である。」ととなえ続けます。

映画の最後には、竹中さんと同様に戦争反対をとなえた僧侶の名前が複数名出てきます。
(その中の一人に植木等さんのお父様の植木徹誠(うえき てつじょう)さんのお名前がありました。)

2007年に真宗大谷派は、竹中彰元さんに処分を下したことは過ちだと謝罪し、名誉回復すると声明を発表をしました。
処分が下されてから70年越しの謝罪でした。

命がけで反戦をとなえた竹中さんほか僧侶の方々が今の日本を見たらどう感じるのでしょうか。
平和は当たり前では無いことをよく胸に刻み、今の自分に出来ることは何かを考えたいと思います。

事務局 O

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