終戦から1週間後の昭和20年8月22日、約3年8ヶ月もの間、国防上の理由から国民に伝えられていなかった天気予報が再開されました。
長年の天気予報不在の後にラジオから流れた8月22日の天気予報は、「東京地方、きょうは天気が変わりやすく、午後から夜にかけて時々雨が降る見込み」との内容でしたが、実際は、房総半島から上陸した台風により、暴風雨となってしまいました。
しかし、ラジオから流れた天気予報は国民に戦争が終わった安心感を与えた事でしょう。
明日8月22日は、70年前の同日のように、日本には台風が接近している予報となっています。
軍事が優先され、国民に天気予報が公開されない時代が再び訪れることの無いよう、心から祈りたいと思います。
（事務局 山本）