原子爆弾被爆者のお話を聞いて(リレーメッセージ)

先日、広島にて開催された自由法曹団5月集会に参加し、
原子爆弾被爆者の矢野さん(女性)の講演を聞きました。

矢野さんは、1945年当時14歳で、学生でした。
8月6日は、体調を崩し、爆心地近くにあった学校には通学せず、
そこから4キロほど離れた自宅に居たおかげで、助かりました。
助かった、と言っても、被爆し、現在も、原爆症に苦しんでいます。

戦争中心の当時の生活や、原子爆弾が投下され、多くの人々が苦しみながら亡くなり、
その死体を火葬で処理し、矢野さんが火の番を担当した事など、
当時の様子をリアルに話して頂き、その内容の壮絶さには、ただ驚くことしか出来ませんでした。

矢野さんが最後に「戦争は、本当に嫌だ。」と心底、仰っていたのが、とても印象的で、
戦争を経験した方々にとってその記憶は、70年経っても忘れる事のできないものなのだ、と感じました。

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(事務局 山本)

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