憲法Caffè

埼玉総合法律事務所の所員が、憲法に関わる催しや学習会のお知らせ、感想、考えていることなどを、随時アップします!

TEL.048-862-0355

〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町7-12-1 東和ビル4階
埼玉総合法律事務所
スタッフブログ

内心の自由

高校野球秋季大会の決勝戦を途中から観戦しました。
花咲徳栄が見事優勝しました。
閉会式で君が代を流れた際、埼玉県高等学校野球連盟は、
観客にも起立と脱帽を求めました。
私が見た限り、1人を除き、全員が起立し、脱帽しました。
少なくとも埼玉県高野連は、観客に起立と脱帽を求めることが
内心の自由への圧迫になるとは考えていないようです。

(弁護士 伊須慎一郎)

「三権分立」

今年8月、
イギリスのジョンソン首相は、
今年10月末のEU離脱期限の直前まで議会を閉会することを宣言し、
議会で議論する時間を与えないままに、
EU離脱を強行突破しようとしました。

しかし、今年9月24日、
イギリスの最高裁はこれを違法無効と判断し、
この結果、翌日から議会が再開されました。

イギリスとEUの関係はとても複雑で
皮膚感覚では分からないことも多いですが、
この大胆な最高裁の判断には、
三権分立の意義を強く感じました。

(弁護士 佐渡島啓)

休日大好き

9月は三連休が2回もありました。
山登りに行った以外は、特に何をするでもなく、ゆっくり起きて早めに寝ていました。
ただそれだけですが、身体と心の調子がすこぶる良いです。
10月も三連休があるので、今から楽しみです。
健康で文化的な生活は、まずは、たっぷりの休息から生まれるのだと思います。
(写真は、巻機山(新潟県)山頂からの景色です。)
事務局 M

顔パス

「顔パス」という言葉は本来、地位や権力、コネとか、
そういうものの力を利用して、制限された場所に入場することを指しました。
もちろん、今でもそのように使われてはいます。

ただ近頃では、顔認証システムのことを指すようにもなってきました。

Googleで「顔パス」をニュース検索してみると・・・・
思いのほか多くの顔認証導入に関する記事がヒットします。

大阪メトロでは大阪万博の年2025年までに
切符なしで顔だけで電車に乗れるようになるそうです。

他には、富士急ハイランド、ユニバーサルスタジオジャパン、
コンビニエンスストア、コンサート会場等で、すでに導入されているというのです。

子どもたちの顔を登録して、顔認証で入館させる児童館もあるようです。

一面だけみると、便利な世の中になりましたね。
顔はSuicaやチケットと違ってなくさないですし、
パスワードのように忘れる性質のものでもない。

とはいえ、プライバシーの保護は大丈夫でしょうか。

AIとかIoTとか、科学技術の進歩は目覚ましく、
マスクをしていても顔認証可能とか、
13歳以上なら双子でも見分けられるとか言われています。

街角には高解像度のカメラが設置され、
24時間道行く人々を撮影し続けています。
公共の場で匿名でいる権利が危うくなるとの指摘もあります。

さらには、誰かに顔データを書き換えられ、成りすまされるリスクはないでしょうか。

やはりここで少し立ち止まって、慎重に考える必要があるのではと思っています。

(事務局 荻原)

消費税増税まであと1ヶ月

消費税増税まで1ヶ月を切り、テレビやネットでその話題をよく目にします。
またお店でも、増税前に購入を促す張り紙があり、焦って買ってしまいます。
電化製品もこれを機に買い換えようかとも思いましたが、まだ壊れていないのに買うのもよくないと思いとどまりました。
今焦って買ってしまって、後で後悔することがないように考えて買おうと思います。
増税して世の中が良くなっていくのでしょうか。
私の生活は厳しくなっていくばかりです。

(事務局 S)

駅で大騒ぎする自由

表現の自由は、しっかり考えないと危険な問題です。

感覚で、あれはOKこれはダメと区別していくとあぶないことは、歴史が証明しています。

ただ、なんだか頭でっかちに考えすぎるのもいかがなものかと感じています。

電車からおりて、大声が聞こえてきて、危ない人がいるから気をつけようと思ったら、選挙候補者だったことがありました。
僕は、駅で大声を出す人も、話を聞かずにヤジを飛ばす人も苦手です。

権利とか自由とかの話しの前提として、最低限の礼儀や節度が問われなければならないのではないかと思います。
どうせやるなら、どちらも、もっと爽やかにしてほしいですね。

(弁護士 竹内和正)

埼玉県民は・・・!投票に 行かせておけ!!

大ヒットした映画「翔んで埼玉」にあやかって,8月25日(日)投票の埼玉県知事選挙のポスターと,投票告発動画が自虐的で笑える。制作は埼玉県選挙管理委員会とは,よくやったものだ。
かつて「憲法をくらしに生かす」ことを県政で実践してきた埼玉県,県庁には垂れ幕がかかっていた。
「県民本意の,県民のための県政」というと,あまりに抽象的,具体性に欠ける政策はいらない。
私たちの生活,つまり教育,福祉,医療など,生きることに直結する政策をわかりやすい言葉で話してほしい。
そして有権者たる県民である私たちは,選挙公報や演説などで,候補者の政策を聞いた方がいい。
自分の暮らしがよくなりそうか,自分の要求にかなうことを言っているか,自分で判断して投票したい。
ポスターと動画を見てほしい。思わず笑ってしまう。
埼玉県にも海水浴場がほしいという人は,是非とも投票しよう。
ただしこれを公約にしている人はいない。
長沢


三 陸

八戸から岩手県陸前高田まで南下
切り立った崖と青い海がみえる

明戸海岸防潮堤のすぐ脇を走り宮古へ
建物の壁の津波到達地点標識
いたるところに作業用車出入口の看板が立っている
一部区間走行可能の三陸自動車道もダンプカーが目立つ

自動車道を走り釜石を過ぎて陸前高田と大船渡へ
広大な盛土復興工事現場
実際に見るあまりの光景に言葉をなくす
海も空も青くキラキラしていているのに
工事車両とその現場が現実を教えてくれる

港や海岸線を囲むような大きな真っ白い防潮堤
車窓から海をみることはかなわなかった

この目に映ったすべての景色と状況、そして原因を忘れないようにしたい

(事務局 T)

オリーブの根

2年前にオリーブの苗を購入し、植木鉢で育てています。大きくなったのですが、昨年は実を付けませんでした。
今年、大きな鉢に植え替えたところ、緑の葉も活き活きとし、たくさんの実が付きました。
普段、根の存在は意識しませんが、見えないところで根が大きく張ったからでしょうか。

私たちが自由に発言したり好きなところに行ったりすることができるのは、平和主義を規定する憲法のおかげです。
戦争の中では言論も行動も制限されてしまいます。
私たちの自由な生活の根っこには、私たちを支えている憲法があります。

今、この憲法を変えようという動きがあります。
鉢を変えるのではなく、根を変えてしまうのです。
本当に必要なことなのでしょうか。

普段はそのありがたみを意識しない憲法のことを考える良い機会です。

(弁護士 古城英俊)

背筋が寒くなる話

米国のワシントンD.C.にあるホロコースト記念博物館にはファシズムの初期徴候なるものが掲示されています。
ファシズム研究で知られる米国の政治学者がヒトラー、ムッソリーニ、ピノチェトといった各国のファシストを研究する中で初期徴候として共通した14項目を発見したそうです。

その掲示されたものを列挙すると
1,強情なナショナリズム 2,人権の軽視 3,団結のための敵国作り
4,軍事優先 5,性差別の横行 6,マスメディアのコントロール
7,国家の治安に対する執着 8,宗教と国家の癒着 9,企業の保護
10,労働者の抑圧 11,学問と芸術の軽視 12,犯罪の厳罰化への執着
13,身びいきの横行と腐敗  14,不正な選挙

・・・これって現在の日本の状況にあてはまりませんか?

いま、夏真っ盛り。夏と言えば怪談話が定番ですが別の意味で背筋が寒くなる話です。

事務局 A・K