憲法Caffè

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埼玉総合法律事務所
11月

生存権は日本人だけのもの?

日本にいる在留資格のない外国人は健康保険に入る事ができません。
自分は難民であり、母国に帰ることができない、と訴え、難民申請をして、その結果を待っている人の中には同様の立場の人もいます。
健康保険に入ることができない人たちが病院にかかるには医療費は10割負担になります。
しかし、そういう人たちは、日本で働く事が認められていません。
ですので、高額な医療費を支払うことができず、病院にかかることができません。
生活保護を受けることもできません。
その結果、ただ病体が悪化していき、死を待つだけの人もいます。

日本にはこのように適切な治療を受けることができない外国人がたくさんいます。
母国に帰って働いて病院にかかることができるのであれば、帰国した方がいいはずです。
しかし、それでも帰ることができないのです。

憲法上の生存権は、日本国籍を持っている人だけに保障される、という考えがありますが、果たして、そのような考えでよいのでしょうか。

(弁護士 鈴木満)

安倍政治の特徴?

大学入試への民間試験導入について議論がされている。
これは、安倍首相が成長戦略と言って、どこの尻をたたいても、成長しないものだから、本来、営利団体の手に委ねることがふさわしくない公的部門を、民間に委ねて、そこで利益を上げさせようとする話の一環だ。
しかし、公平が何より要求される入試で、学生アルバイトを使って、記述式の採点をさせるなど、愚かとしか言い様がない。直ちに、止めるべきである。
安倍政権のもう一つの特徴は、もりかけ問題や、桜を見る会に共通するように、国政私物化である。どうせ、そのうち、ベネッセと、安倍首相やその側近との関わりが明らかになってくるのであろう。

(弁護士 髙木太郎)

何かおかしい

来年の夏に開催される東京オリンピックのマラソンと競歩が、急遽札幌で行われることになりました。
そうかと思えば、大学入学共通テストにおける来年度から導入予定だった英語の民間試験が突然延期に。
それまでひたすら、目標に向かい努力しきた選手や、受験生のことを考えてのことなのでしょうか。
何かおかしくないですか。
当事者であるのに、なおざりにされた選手や受験生たち。
とても気の毒ですが、一日も早く気持ちを入れ替えて頑張って欲しいです。

事務局 A

 

憲法集会@国会正門前

光は闇に負けない

真(まこと)は嘘に負けない

真実は沈まない

決してあきらめはしない

韓国で今歌われている歌だそうです。
11月3日文化の日。
国会正門前で開かれた憲法集会で、「日本と韓国の市民は、手をつなごう」と、参加者みんなで歌いました。
とてもシンプルですが、詩を読んで鳥肌が立つほどの思いがしました。
私たちの思いは間違ってない。すべての市民が、権力に潰され、あきらめてしまわないように。香港の若者たちにもこの歌を送りたい。
(事務局 松田)