憲法Caffè

埼玉総合法律事務所の所員が、憲法に関わる催しや学習会のお知らせ、感想、考えていることなどを、随時アップします!

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埼玉総合法律事務所
2018年

祖父の言葉

大正生まれの祖父母は、戦争を経験しております。
祖父母は既に他界していますが、祖父は、生前、私に戦争について多くを語りませんでした。
そんな祖父が、少し、本当に少しだけ、戦争の話題に触れることがありました。
ただ、言葉少なげに、
「戦争はいけない」と。
祖母は、頷いていました。

たった一言の言葉の重さ、悲しさ、強さに、私は圧倒されたことを覚えています。

もっと話しを聞きたいと思ったけれど。
私は、それ以上聞けませんでした。

その代わり、考えました。
いったいどれだけの辛さと苦労があったのだろうと。
たくさんの悲しい思いをして、今、そんなに優しい笑顔を見せられるのはなぜだろうと。

先日、祖父母の法要があり、墓前に手を合わせました。
激動の時代を生きた、強く、優しい祖父母。
戦後生まれの私に、祖父の言葉を聞いた私に、できる生き方とは何だろう。
それを考えながら、これからを歩んでいきたいと思ったのです。

(事務局 E)

『首脳の器』

米朝会談の具体化が進んでいる。

北朝鮮の核は、北朝鮮の論理では、まさに抑止力として、開発されてきた。すなわち、
①休戦状態に過ぎないアメリカが北朝鮮に攻め込んでくれば、通常兵器の力では簡単にやられてしまう。
②そこでアメリカに届く弾道ミサイルに核兵器を積めば、攻撃したらアメリカ本土に打ち返すぞ、という脅し(抑止力)になり、アメリカであっても、そう簡単に攻めてこれないはずだ。
③リビアのカダフィやイラクのフセインがかくも簡単に体制崩壊させられたのは核兵器を持たなかったからだ。
極めて論理的な思考である。

これに文在寅が強力に切り込んだ。
アメリカと平和条約を結んで朝鮮半島に戦争がなくなれば、そんな心配することないじゃないか。
これまた極めて論理的である。

金正恩はこれに応じた。文在寅はさらにトランプを煽てアメリカが動かないと平和は構築できないと持ち上げた。トランプも乗った。

かくして、70年近い対立、緊張関係が、大きく緩和するかもしれない事態に至っている。
朝鮮半島に平和が訪れれば、中国やロシアから北朝鮮を経由し韓国までをつなぐ陸路、空路も確立され、この地域が経済的に相当の発展をするだろう。
北朝鮮は開発が遅れている分だけ伸びしろがある。それほど大きい国ではないから、中国が伸びるときのような経済効果はないかもしれないが、周囲の国、地域の発展を考えると、相当の経済効果もあるかもしれない。

事故を引き起こした原発をちまちま売り歩き、武器商人になってまでチンケなもうけをあげようとする、
どこかの国の小人首相とは大違いである。

(弁護士 髙木太郎)

 

「ワールドカップ」

現在ロシアで行われているワールドカップ。
サッカーに詳しくない私でも各国の白熱したプレイに目を奪われ、ついつい夜更かしをしてしまい寝不足気味です。
(もちろん試合内容にも釘づけなのですが、各国のイケメン達にも目を奪われております。)

6月22日スイス対セルビアの試合で、スイス代表のジェルダン・シャチリさんとグラニト・ジャカさんの行なったゴールパフォーマンスが物議を醸しています。
シャチリさんとジャカさんはそれぞれゴールを決めた後、胸の前で手をクロスさせて 【双頭の鷲】を表現しました。
このゴールパフォーマンスに政治的な意図が含まれていたとされ、FIFAはジャカさんとシャチリさんに警告として1万スイスフラン(約111万円)の罰金を科すことになりました。

シャチリさんはコソボ出身で、ジャカさんの両親もアルバニアにルーツを持つコソボ出身。
アルバニア人が多数を占めるコソボは、2008年にセルビアから独立をしたものの、セルビア人からの迫害を受けていたという歴史を持っています。
両選手がゴールパフォーマンスでした【双頭の鷲】とは、アルバニアの国旗にも描かれている紋章で、対戦相手がセルビアだったからそのパフォーマンスをしたとみられています。

シャチリさんは政治的意図はなかったと語ったそうですが、こういった歴史がなければ、平和であれば、恐らくこのようなパフォーマンスは生まれ無かったはずと思うと胸が苦しくなりました。

ワールドカップを通じて世界平和を祈った出来事でした。

(事務局 O)

 

「コスタリカの奇跡」

FIFAワールドカップ 予選リーグ ブラジル対コスタリカ
コスタリカはすごかった。粘りに粘った。                                                                 
          ものすごく走ってた。感動した。
そしてGKのナバスがすっごく素敵だった!
コスタリカは負けてなかったと思う。
コスタリカの「奇跡」を見たような気がした。

 

さて,「コスタリカの奇跡」ですが,5月のゴールデンウィークの頃から,                                        ちらほらとニュース番組で「今じわじわと広がっている映画」と紹介されていました。

芸人の松元ヒロさんがこの映画をみて,いたく感動されたそうで,                                                      ライブの中で「全部しゃべっちゃうのか」というくらい,その映画のあらすじを熱く熱く汗を飛ばしながら演じてくれました。
軍隊を捨てた国「コスタリカ」。国民の幸福度ピカイチの「コスタリカ」。行ってみたいなコスタリカ。
軍隊を解散して70年,再軍備をしなければならないのかという時期もあったそうですが,国民がそれを選ばなかった。国民ひとりひとりが「どんな国に住みたいのか」を考えて,軍隊のない国を選んだ。軍隊のない国でいいのだ。
やっと,この映画を見る機会がくる。
楽しみで,心が熱くなります! 

(事務局 松田)

あなたの街でも,上映会。

7.14上映会(日比谷図書館)

7.27浦和上映会(浦和コミセン)

 

私たちは目的に向かって進歩しているのか?

今から10年前に、コスタリカで開催された世界反核法律家協会の
セミナーに出席しました。

その際、コスタリカの軍隊を廃棄したホセ・フィゲーレス元大統領
の妻カレン女史の次の発言がありました。

『平和は「あるもの」ではなく、我々が「作り出すもの」である。
世界は核戦争をもう繰り返さないという保証をしていない。むしろ
暴力の度合いは強くなっている。しかし、我々は暴力から目を背け
てはいけない。それが我々の責任の一部である。暴力を克服するに
は教育が非常に重要である。しかし、マスコミにも暴力が蔓延して
いるため、若者の中で暴力が生活の一部として浸透している。それ
は我々が若者に夢を与えていないからである。我々は風にそよぐ枯
れ葉ではなく、鳥のように目的をもって飛ばなければならない。我
々が認識し、目を覚まし、平和(核兵器廃絶)の種を世界に捲かな
ければならない。』

この10年間も、シリア、パレスチナ、南スーダンで市民がいとも
たやすく殺されています。

私たち日本国民が、武器・暴力による「平和」ではなく、全世界の
市民が恐怖と欠乏から逃れ、家族、友だち、社会の中で自由に生存
する権利を現実のものとするために、諦めず前進することが重要だ
と考えます。

抑止力という恐怖・暴力による均衡・支配ではなく、先進的な平和
的生存権を人類の権利とするために、私たちは大事な大事な分岐点
に立っています。

頑張りましょう。

(弁護士 伊須慎一郎)

「だるまちゃんとてんぐちゃん」

私は二人の娘たちに、考えてみると8、9年ほど、毎晩毎晩、絵本の読みきかせをしていました。

その数ある絵本の中でも、特に親子で印象に残っている一冊が、
かこ さとしさんの「だるまちゃんとてんぐちゃん」です。

絵本作家、児童問題研究家で工学博士、技術士でもあるかこさんが、
今年5月の初めに永眠されたとニュースで見た時は、とてもショックで悲しい気持ちになりました。

かこさんは、90歳を過ぎても絵本を勢力的に描きつづけていらしたようです。
92歳のかこさんは、今年2018年に、人気のだるまちゃんシリーズを3冊も発行されています。

東日本大震災と津波に被災された方々への鎮魂と慰霊、そして原発事故への警鐘の念を込めて描かれた、
「だるまちゃんとかまどちゃん」

東日本大震災と福島原発事故の被災された方々への鎮魂と慰霊の心を込めて描かれた、
「だるまちゃんとはやたちゃん」

そして、古いものへの伝承と、戦中戦後、今なお続いている沖縄の方々の苦労に対しての、謝意と応援の意を込めて描かれた、
「だるまちゃんとキジムナちゃん」

沖縄、東北地方の方々、そしてこれからの未来の子ども達に、
最期にどうしても伝えたかったことのように思えます。

かこさんはこの世を去られましたが、その思いと数々の作品は、
これからも色あせることなく、読み、語り継がれていくことと思います。
(事務局 A)

「米朝首脳会談」

昨晩、6月12日に予定されていた米朝首脳会談が中止になったとのニュースが流れました。

板門店宣言が合意された今年4月27日の南北首脳会談に続いて、
この米朝首脳会談が無事におこなわれれば、
朝鮮戦争が終結し、平和協定に進んでいく・・・、
残念ながらそう簡単にいくものではありませんでした。

朝鮮半島の状況は憲法9条の改憲議論にも大きく影響します。
「今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換」するとした
板門店宣言が実現することを期待し続けます。
(弁護士 佐渡島啓)

食育

以前話を聞く機会のあったシェフから・・・

ある母親からの問い
「子供に給食の方が母が作る食事よりも美味しいと言われた。料理のコツを教えて」

給食がなぜ美味しいか?みんなで食べるからなんです。
共働き・核家族というように生活形態も変わり、サザエさんのような大家族は今はめずらしいでしょう。
忙しいのはわかりますが、夕食を1時間かけて数品作るなら1品はスーパーのお惣菜をお皿に移し替えて、30分時間を作って一緒に食卓を囲む時間に充ててください。
子供一人で食事をするのではなく一緒の時間を共有するのが大切なんです。
渡されたお金でワンコイン弁当を買って一人で食べてもおいしくないでしょう?
食事が美味しいと思えるのは食事をする環境です。会話も進む、笑顔の時間ならなお楽しい・美味しいと思えるでしょう。

耳が痛くなる話でした。
共働き・核家族が増えているなか、「食にかける時間がない」というのが実情。
食べてさえくれれば・・・いろいろと忙しいから・・・という思いが心の底にあったのもしれません。
ちょっとした時間を持つ。「今日どうだった?」「学校は楽しい?」など、一日の出来事を聞いてあげること。子どもが話せる環境があること。

もっとゆとりある生活をするため・自分の理想とする暮らしをするために「食にかける時間」を減らし「働く時間」を増やす
「ちょっとした大切な時間」が「お金」と引き換えになっている現実

一人で食事はさせないよう心がけ食卓を囲みたい。
食育には家族と時間の共有が大切、そしてそのちょっとした時間と環境をできるだけ毎日つくる。
つくれるような働き方考えたい。
(事務局 T)

5.3憲法集会

九条改憲NO 平和といのちと人権を5.3憲法集会には,

6万人の市民が集まりました。

台風のような強風の中,かぜにもまけず。

PTAは強制?

先日、娘の小学校の新年度初めての授業参観と懇談会が行われました。

PTAのクラス役員決めが行われる初回の懇談会です。前日から緊張で胃の痛い思いでした。
PTAは強制加入ではないと最近知りましたが、娘の学校では全員加入が暗黙の了解となっています。

予想通り、一番大変と言われている役員が決まらず、担任の先生のくじ引きにより、私が選ばれてしまいました。
6年間のうち、いつかは何らかの役員を経験しなくてはならないので(逃げ切れるのは数人で、役員未経験者は中学校へ情報が行くらしいという噂)、
いつかはと思っていましたが、ついにそのときが来てしまいました。
フルタイムで働いているなんて断る理由になりません。

もちろんPTAの方々のおかげで学校運営がスムーズに行われているので感謝していますが、
任意加入であるはずなのに加入するかどうかを選択した覚えがありません。
でも、もし加入しない人が増えてしまったら学校運営に支障が出てしまうかもしれません。
難しいところです。
そして、役員全員がお母さんです。(お父さんが役員をやられる場合もありますが、ごく希です)

いろいろと思うところがありますが、1年間頑張りたいと思います。
(事務局 S)