憲法Caffè

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埼玉総合法律事務所
07月

7.21集団的自衛権行使容認に反対するオールさいたま市民集会に参加して(リレーメッセージ)

7.21オールさいたま①7.21オールさいたま市民集会ちらし  7月21日(祝)北浦和公園で開催された集会(主催者は、多様な団体や個人で実行委員会を作っていて、事務所の野本弁護士も呼びかけ人の一人)に参加してきました。  再び日本が戦争する国になることへの危機感を持って、思想・信条・立場を超えて集まった人たちで、参加者は2200人を超え、「憲法解釈の変更により集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に抗議し、撤回を求めます。」という決議の採択のあと、北浦和公園から浦和駅まで、パレードを行いました。祝日でしたが、所員10人(家族も含めて)が参加しました。

それにしても、7月1日の閣議決定で集団的自衛権行使容認を決めてしまったことはとんでもないことです。

憲法学者の方もおっしゃってます。憲法解釈は条文の本当の意味を明らかにすることで、解釈を変えることは条文を変えることほぼ同じ意味を持つ、時の政権の判断で憲法解釈を変えるべきではない。  徴兵制の禁止は憲法のどこにも書いてない。徴兵制は18条の禁ずる「意に反する苦役」にあたるという解釈によって禁止されている。仮に今の政府が「徴兵制は導入しない」と言っても、後の政権が憲法の解釈を変えたら導入できることになる。

憲法解釈を変えることで、何でもやりたい放題になってしまう、本当に恐ろしいことだと思います。これからもNO!の意志表示を、裾野を広げて、ずっと続けていかないと!

事務局 山﨑

7.21オールさいたま②

埼玉新聞 2014.7.22

 

集会後のパレードの先頭をつとめたのは,埼玉弁護士会の弁護士です(上)。集会におけるリレーメッセージでは,地域の9条の会が大きなタペストリーを広げて応援(下) 。と,翌日の各新聞地方版(左・新聞赤旗,右・埼玉新聞)。


 

「集団的自衛権と私」(リレーメッセージ)

ルタオ 家で、今年大学1年生の息子に「安倍内閣が憲法解釈の変更をして、集団的自衛権容認の閣議決定をしたと同じときに、全国の高校3年生のところに自衛隊の勧誘お手紙がきて話題になってるみたいだよ」と声をかけたら、「えー、テレビでも新聞でも報じてないし、ガセネタじゃないの?」と信用してもらえなかった・・・。
妻に「集団的自衛権が閣議決定されると次には徴兵制が取りざたされることになると思うよ。自衛隊の人だって国を護るために自衛隊に入ったんであって、イラクやアフガニスタンに行くために自衛隊に入ったんじゃないから、自衛隊の応募者が激減すると思うんだ。」と話しかけたら、「今の日本で『徴兵制』なんて言い出せるわけないでしょ。」と軽く一蹴されてしまった・・・。
出張で北海道に行った際、お土産にルタオを買い忘れたら、娘から「信じられない」と切れられた・・・。
家庭で、私は全く信用されていない。
ただ、7月10日の朝の日テレの番組で「集団的自衛権が容認されたことで徴兵制の導入が次に問題になる。」という趣旨の特集が組まれていた。これで少しはお父さんの言うことも聞いてくれるかもしれない。うちの家族、見たかな・・・・。             (弁護士 高木 太郎)

 

写真は小樽の「LeTAO」のチーズケーキです。HPから転載。おいしそーです。画像をおやつにCafféをどうぞ(事務局)

 

同性婚(リレーメッセージ)

青森市在住の女性2人が今年6月、青森市役所に婚姻届を提出しました。

市は約1時間後、不受理の判断を2人に伝え、「日本国憲法第24条第1項により受理しなかったことを証明する。」と記した不受理証明書を発行しました。

憲法24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として…」と記されており、「結婚は夫と婦、両性のもの」と定義されている以上、「憲法を改正しなければ、同性婚は法的には成立しない。」という意見が、司法関係者の間では一般的のようです。
しかし「両性の合意のみ」という文言は昔の家長の許可がなければ結婚できない封建的な制度に異を唱たもので、同性結婚を禁止する意図はなかったと考えられます。
この条文の「両性」というのは「(結婚する)当人」という意味で使われており、当時は女性の地位が低かったので、「女性」にも「男性」と同等の権利があると宣言するために、あえて「両性」としたようで、当時は世界的に見ても先進的な条文だったとか。。。

そういえば、先日、東京ディズニーランドで元タカラジェンヌと一般女性のカップルが結婚式をあげた事が話題になりましたが、以上のような条文成立の経緯によれば、近い将来の日本でも解釈改憲により同性婚が認められる日がくるのかもしれません。

不受理証明書

画像は市役所から発行された不受理証明書

(事務局 山本)

自分と同じ意見の人に,イイネ!(リレーメッセージ)

安倍内閣が7月1日夕方、集団的自衛権の行使を認めるために、憲法解釈を変える閣議決定をしました。安倍内閣は、反対する大多数の国民の叫びに耳を傾けることなく、日本人の誇りである平和憲法を根本から覆す解釈改憲を行いました。

日本が戦争をする国になってしまうことへの恐怖はもちろんですが、国民の意思を全く無視して、権力者の歯止めのためにある憲法を一時の内閣が壊してしまえるということは本当に恐ろしいことです。

毎日忙しく過ごしていると、ついつい目先のことに追われて、声を上げることができない人も多いと思います。でも、気づいた時にはもう遅いかもしれないです。たいそうなことは出来ないから何もしないのではなく、自分のできることだけで良いから、何かしていきませんか。黙っているのは、賛成しているのと同じこと。自分と同じ意見の人にイイネ!するだけだって、立派な意見表明だと思います。

ビートたけしさんが、「日本人…、この間のブラジルのワールドカップでゴミをちゃんと片付けた見たときに、俺嬉しかったねぇ。ジャパニーズの姿見せたって感じあるね。やっぱり品とはアレじゃないかなって」「だから、お金で買えないってお袋によく言われたけど、品やなんかはお金で買うもんじゃないってのも必要かなって思う。すると、国の平和を考えたときに、日米安保全部含めてやるよりは、貧しくとも憲法を守る平和な日本をみんなで頑張ってやるべきだと思う今日この頃」と言っていました(テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』より)。イイネ!

(弁護士 南木ゆう)

平和な世界イイネ

7.4「怒りの昼休みデモ」にご参加下さい(終了のご報告)

7月4日(金) 12:00~

埼玉県庁~浦和駅西口まで

お近くにお勤めの方,お住まいの方,たまたま浦和においでになった方,

どなたでもご参加いただけます。

「解釈改憲による集団的自衛権行使容認の閣議決定はしないでください」

という多くの国民の声を無視した暴挙に,怒りを表明しましょう!!

7.4怒りの昼デモ

 

 

(終了しました。)

荒天の予報は幸いはずれ,小雨の中熱い怒りをたたきつけました。

緊急の呼びかけ,雨天にもかかわらず,230名が集まりました。

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みなさん。全国津々浦々で解釈改憲反対を訴えてまいりましょう!!